回帰

学生時代、祖父の影響で回帰(輪廻)というテーマで宗教的な制作をしていました。芸術としての表現の幅を狭めないために宗派とかそういう物に、こだわらないような方向性を考えて制作していたのですが、そのころに自分の中で宗教と芸術の関係、また宗教の正体というのをおぼろげながら自分の概念として捕らえていました。結局は宗教とは何かという所につきる訳なのですが、一市民としての視点で過去を遡って行くと、こんな風景が見えたのです。

昔々、牧師や住職は村の医者でした、村の先生でした、村の相談役でした.... 。

彼らが村人達の世話をする時そのわきにいつも抱えていたバイブルまたはお経、それは、人間の哲学、あるいは生きる道しるべというものだったのではないでしょうか?宗教不在や新興宗教の台頭などを今は批判するつもりはないですが、宗教は誰もの、なかにあります。自分の信じる道は哲学であり、宗教です。たまたまそれが近似値であった場合に宗派になるだけでしょう。だからきっと同じ宗教であっても、みんなそれぞれの神を垣間見ているんじゃないでしょうか?宗教は歴史と風土によって作られました。文化もそうです。仏教や基督教の教典が新興宗教のそれよりも完成されているのは、最です。何千年という時、何億の人々によって作られたのですから、より真理に近いでしょう。また文化は宗教から派生しているということも忘れてはなりません。

私は自分が芸術に信念を持っているので、芸術宗教一体論を考えました。
その後、西医学の中の医学宗教一体論や福岡さんの農業宗教一体論をみて、もっと確かな確証を得たような気がします。そして以下の答えが出たのです....。

過去を疎かにすべからず。(温故知新)
自然を侮る無かれ。(自然崇拝)

すべては、自然と原初に回帰するのです。 未完

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